即時性の高さが魅力

即時性の高さが魅力

インカムとは移動しているスタッフに一斉指示が必要な時に使う構内電話を意味します。インターコミュニケーションの略語で、日本においてはインカムで定着しています。2000年代からは交互通信が可能なトランシーバーにヘッドセットを付けたモノが出てきましたが、本来の意味からは外れます。この手段伝達方法の魅力はヘッドセットを使うことで、ハンドフリーで利用できる点です。さらに複数の相手に指示を伝えることが出来ます。現在は2者通話、呼び出し、着信選択、自動転送、緊急割り込みといった様々な機能が付いて利便性がアップしました。
元々インカムは放送局や劇場、イベント会場で使用されるケースが多く、その理由は即時性の高さにあります。つまり最大の魅力は即時性が高い通信で、プログラムをスムーズに進行する為には素早い意思伝達が必要不可欠だからです。今は伝達手段としてスマホが発達していますが、インカムはダイヤルを回し、呼び出す時間を省略することが出来ます。

インカム使用者同士で会話を共有

パチンコ店や警備会社などさまざまな業種でインカムは使用されています。
イヤホンとマイクが一体になっており、携帯電話のように通話をすることができますが、通信料が掛からないというメリットも大きく使いやすい機器といえます。このインカムは通常、親機と子機のみで通話をすることができ、通話時は無線機のボタンを押しながらでないと相手に声を届けることができません。しかし、昨今の機種では同時に複数人同士が通話を共有できるものが登場しています。
この使用者同士の共有システムはあらかじめ周波数を同期しておく必要があります。インカムでは使用できる周波数帯が多くあるので、混信することも滅多にありません。同期をさせるということは、1つの周波数で複数台を同時接続することになり混信しやすくなるデメリットも生まれますが、同じ職場内であれば問題はないでしょう。イベント会場など大勢の方々が1つの情報で行動をする場合などはとても役立つシステムです。