インカムの仕組みを紹介
「インカム」とは「インターコミュニケーション・システム」、もしくは「インターコミュニケーション・デバイス」の略です。
言ってしまえば普段の会話が離れていてもできますということです。
元は他の無線機と違って同時方向、つまり他の人の会話にかぶせるような形でも会話ができ、なおかつ一度に多数の人と通話ができるということで区別されていたのですが現在では単に通信機器にヘッドセットとマイクをつけることで通話しながら手作業ができるようなものとして認識されています。
なのでほかの通信機と違って「インカム」独自の仕組みといえば通信機に体の何処かに設置できる部品を取り付けたというだけです。
その他にはBluetoothという通信規格を用いることで会話がスムーズになったということでしょうか。
無線機自体の仕組みとしては300GHz以下の電磁波を指す「電波」を用い、周波数の非常に高い高周波数の電流をアンテナに流すことで「電波」を空気中に放射して声を届けるという仕組みです。
インカムに付いているアンテナの長さは電波の波長を基準に決めている
みなさんはトランシーバーという通信機器をご存知でしょうか。
最近はスマートフォンや携帯電話を使って遠くの人と通話することが多くなっているので、若い人だとその存在を知らないかもしれません。
トランシーバーは二台以上で交互に通信が出来る無線機器です。
数百メートルの範囲で交信できるものから、携帯電話網を利用することで全国で使えるものまであります。
さて、トランシーバーのことを最近は、インカムと呼ぶこともあります。
ちなみにインカムとは内線通話機のことも指します。
トランシーバー(インカム)は無線で通信を行うものなので、電波を飛ばしたり、受信したりする必要があります。
二つの機器の周波数が合うと交信が出来るようになります。
そのため機器の上部にアンテナが付いているのです。
アンテナと言えば長いものほど感度がよくなるようにも思えますが、使用する電波の波長によって最適なアンテナの長さがあるのです。
なので機器で使われている周波数を基準にあのような長さになっています。
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